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2018 年度 実績報告書

乳幼児健診を利用した母親の食生活と低出生体重児の出現の要因の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K01901
研究機関西南女学院大学

研究代表者

境田 靖子  西南女学院大学, 保健福祉学部, 講師 (00341024)

研究分担者 由田 克士  大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (60299245)
岩橋 明子  帝塚山大学, 現代生活学部, 准教授 (60710845)
辻本 洋子  広島国際大学, 医療栄養学部, 教授 (70708411)
福村 智恵 (荻布智恵)  大阪市立大学, 大学院生活科学研究科, 准教授 (80336792)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード乳幼児健診 / 低出生体重児 / 食生活 / DOHaD説
研究実績の概要

平成29~30年までに実施した1歳6または9か月児健診において、対象である3地区から回収された調査用紙2415枚(回収率79.4%)のうち、欠損データを除く1934名について解析を行った。朝食を毎日食べる母親1570名(摂取群81.2%)と欠食をする母親364名(欠食群18.8%)で比較すると、摂取群は野菜料理を毎食食べる(摂取群43.8%>欠食群25.0%),果物を毎日食べる(摂取群22.7%>欠食群6.0%),牛乳・乳製品を毎日食べる(摂取群50.4%>欠食群20.1%)と食事の摂取内容も良好で、自分の身体にとって適正な食事量を知っていて実践している(摂取群18.3%>欠食群7.4%),食事バランスガイドについて内容を理解し実践している(摂取群8.4%>欠食群3.3%),食育の内容を理解し実践している(摂取群54.1%>欠食群39.3%)と食知識も高かった。また、コンビニエンスストアをほとんど利用しない(摂取群79.6%>欠食群63.5%),子どもの食事にベビーフードをほとんど使用しない(摂取群21.5%>欠食群15.7%)と食事を準備する力についても差がみられ、飲酒・喫煙についても低かった。また、各群の子どもの食行動についても、朝食を毎日摂取する(摂取群97.1%>欠食群81.6%)、家族全員で共食する(摂取群30.2%>7.1%),間食時刻を決めている(摂取群64.2%>欠食群49.2%)において、摂取群に望ましい傾向がみられたが、間食内容について差はみられなかった。
現在、3または4か月児健診および1歳6または9か月児健診のデータリンケージの作業を進めている。さらに継続して、3歳児健診までのコホート調査を行っており、追加データの集積が見込まれており、低出生体重児の予後のキャッチアップの状況について解析する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 乳幼児健診情報等を活用した母子の健康増進・食育推進体制の構築(第11報)-出生時体重毎の身体発育状況2018

    • 著者名/発表者名
      岩橋明子、辻本洋子、境田靖子、築山園美、鈴木美穂、福村智恵、由田克士
    • 学会等名
      第65回日本栄養改善学会学術総会
  • [学会発表] 乳幼児健診情報等を活用した母子の健康増進・食育推進体制の構築(第12報)-在胎週数と出生時体重等の検討2018

    • 著者名/発表者名
      由田克士、境田靖子、岩橋明子、辻本洋子、築山園美、鈴木美穂、福村智恵
    • 学会等名
      第65回日本栄養改善学会学術総会
  • [学会発表] 乳幼児健診情報等を活用した母子の健康増進・食育推進体制の構築(第13報)-暮らしのゆとりと児の食習慣2018

    • 著者名/発表者名
      境田靖子、岩橋明子、辻本洋子、築山園美、鈴木美穂、福村智恵、由田克士
    • 学会等名
      第65回日本栄養改善学会学術総会
  • [学会発表] 乳幼児健診情報等を活用した母子の健康増進・食育推進体制の構築(第14報)-身体発育と食習慣の関連2018

    • 著者名/発表者名
      辻本洋子、境田靖子、岩橋明子、築山園美、鈴木美穂、福村智恵、由田克士
    • 学会等名
      第65回日本栄養改善学会学術総会

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公開日: 2019-12-27  

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