バイオインフォマティクス解析により、欠損させると精神疾患モデルマウスと類似した遺伝子発現をもたらすと考えられる遺伝子の候補を選定し、それらのうち複数の遺伝子について、C57BL/6Jの受精卵にCRISPR/Cas9ゲノム編集技術を用いて欠損マウスを作出した。 また、光依存的に活性化する酵素をアデノ随伴ウィルス接種により海馬歯状回特異的に発現させたマウスについて、光刺激を繰り返してその行動特性を解析したところ、一部の学習課題において成績が向上していた。この酵素の活性化は記憶の固定化に促進的な役割を果たしていると示唆される。
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