神経内分泌系とヒトの気質・性格の関連性を研究するため、ヒト生体内での分子の挙動を定量的に測定できる新規PETプローブの開発・評価を行っている。現在、オキシトシン受容体新規PETプローブおよびestrogen受容体新規PETプローブの開発に取り組んでいる。オキシトシン受容体新規PETプローブ候補化合物については、部分的にオキシトシン受容体に結合していることが判明したが、その結合度合については種差が見られた。またestrogen受容体イメージングPETプローブ候補化合物については、estrogen受容体への特異的結合が示された。今後改良を加えてより良いPETプローブの開発を目指す。
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