ラオス農村部で170件の死亡ケースについて死因や死亡前の受療行動について調査をおこなった。死亡時点の平均年齢は男性60歳、女性63歳だった。多くの人が高血圧や糖尿病など慢性疾患をかかえており、50%以上の人が1年未満の闘病後に亡くなっていた。170 件の死亡例のうち、153件は何らかの病気によるものだったが、医師の診断を受けたのは77件だった(ただし診断書はなかった)。大半の人は最寄りの郡病院でガンやその他治療困難な病気と診断された後、自宅での薬草治療に切り替えた。170 人中 152 人が自宅で最期を迎えた。この研究により途上国農村部でも非感染性疾患が主な死因になってきたことがわかった。
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