本研究課題は、マレーシアにおける市民社会とジェンダーについて、とくにマレーシア社会の分断(セグメンテーション)や格差を経済・社会的な面から分析した上で、分断、格差、エスニック問題におけるジェンダーの問題に対して市民社会がどう関与してきたか、分析を行った。 助成期間の4年間で、①全体の分析枠組みの構築、②現地調査準備と資料の収集、③マレーシアのジェンダーNGOs/CSOsに対するヒアリング調査と連携、④マレーシアの研究者(ジェンダー研究、政策・移住労働研究など)との議論と連携、⑤マレーシアの官庁でのヒアリングおよび資料収集、⑥マレーシアの大学など、海外での国際セミナーでの論文報告などを行った。
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