研究課題/領域番号 |
16K02011
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研究機関 | 武蔵野美術大学 |
研究代表者 |
小澤 智子 武蔵野美術大学, 造形学部, 准教授 (20459978)
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研究分担者 |
板津 木綿子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80512334)
北脇 実千代 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (20369458)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 習い事 / 教え事 / エスニシティ / 人種 / アメリカ合衆国 / 余暇 / 趣味 / 芸能 |
研究実績の概要 |
2016年度は、プロジェクトメンバー各自が資料収集および先行研究のとりまとめを中心に活動を行った。そして定期的にプロジェクトメンバーによる会議を開催し、進捗状況やテーマの精査について討議を重ねた。板津木綿子・分担者は、アメリカ合衆国に出張し、主にHuntington Libraryで資料収集を行った。また、本プロジェクトに関連するテーマについてメンバー外の専門家を招き、研究会を2回開催した。第1回目の研究会および第2回目の研究会の概要は、以下のとおりである。第1回目の研究会 2016年7月25日(月)10:00-11:30「アーミッシュ女性のエージェンシー――キルト作り、裁縫、相互扶助、教会」(武蔵野美術大学 新宿サテライト教室 Room E):アーミッシュ文化の研究が専門の野村奈央先生(埼玉大学)を講師として招き、研究会を開催した(移民研究会との共催)。野村氏には、ペンシルバニア州ランカスター郡を中心に、現代のアーミッシュ女性が男性主流のアーミッシュ社会においてアーミッシュの文化的、宗教的アイデンティの構築に寄与する過程についてうかがった。第2回目の研究会2017年1月10日(火)18:00-19:30「第二次世界大戦中の配給食生活」(東京大学駒場キャンパス18号館4階 コラボレーションルーム):アメリカ文化・文学を専門とする大木理恵子先生(武蔵野美術大学他非常勤講師)を講師として招き、研究会を開催した。雑誌・出版物や広告などに掲載されている内容を分析しつつ、第二次世界大戦中のアメリカ国内の食物の配給(civic ration)制度についてうかがった。さらに、配給制度が導入されてからの人びと(とくに白人中産階級の主婦)に向けられた食材の活用方法などについて詳しくうかがった。以上
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、資料の調査やその精査および先行研究の調査を進めている。分担者1名の海外出張による調査も、実施することができた。
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今後の研究の推進方策 |
ひきつづき、計画通り資料収集や先行研究の調査を行いつつ、プロジェクト全体の方向性をより明確化したいと考えている。現時点では、大きな変更点はない。
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次年度使用額が生じた理由 |
初年度に購入を計画していた一次資料の購入を控えたため。学会への参加が日程的に難しく、出張を控えたため。
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次年度使用額の使用計画 |
プロジェクトメンバーとの協議の結果を踏まえて、資料の購入について計画を立て直す予定である。また、出張(国内外)の計画を立て直す予定である。
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