• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

越境するイスラーム紛争・チベット問題に関する実証研究:「宗教NGO」の視点から

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16K02022
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 地域研究
研究機関大阪工業大学

研究代表者

川田 進  大阪工業大学, 工学部, 教授 (10288756)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2023-03-31
キーワード宗教NGO / チベット問題 / イスラーム紛争 / 宗教政策 / 現代中国
研究成果の概要

中国の宗教NGOは主に政府が主導するものであるため、外国人研究者がNGOに接触することは困難であることがわかった。そこで、民間の宗教NGOであるヤチェン修行地を訪問し、修行地の活動を報告できたことは大きな成果である。とりわけ高僧アソンを中心とした社会貢献活動は、今後の中国宗教NGOの動向を分析する上で重要な役割を果たしている。その他、タイやベトナムのイスラムNGOが実施している社会慈善活動を観察し、中国の活動と比較した結果、中国の宗教政策がNGOの活動を阻害していることが判明した。

自由記述の分野

アジア地域研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

中国や台湾の宗教NGOを訪問し、関係者からNGOの役割や活動内容について聞き取りを行ったが、調査が短期間であることや中国の政治情勢という壁に阻まれ、成果は予想を下回った。しかし、社会参加の宗教論を考える上で、タイやミャンマーの仏教寺院や高僧の活動を観察できたことは大きな成果である。2020年に台湾で宗教NGOの調査を複数回行う予定であったが、コロナ禍により実施できなかった。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi