研究課題/領域番号 |
16K02041
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 大手前大学 (2020) 慶應義塾大学 (2019) 神戸市看護大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
藤井 ひろみ 大手前大学, 国際看護学部, 教授 (50453147)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | レズビアン / 性的多様性 / 性的指向 / 同性パートナー / LGBTQ / 性自認 |
研究成果の概要 |
同性のパートナーとの子育てを希望しているレズビアン・バイセクシュアル女性を対象に、家族形成過程を3年間調査する縦断的インタビューをおこなった。 研究参加者は4人であった。SOGI(性的指向・性自認)状況は、全員がシスジェンダーの女性で、同性愛2人と両性愛2人であった。パートナーの性自認は女性(3人)、Xジェンダー(1人)で、全員が法律上同性のカップルであった。 妊娠から子の未就学段階までのライフステージで、家族形成過程の中心的役割を担うのは子を出産する側の女性であった。精子ドナーに関する子どもの受け止めと、同性パートナーが子育てに関与できることの二つが、家族形成の鍵となっていることがわかった。
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自由記述の分野 |
ジェンダー
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、現代日本において同性カップルがどのように家族形成過程を辿っているのかを明らかにするために、3年間の縦断調査を実施し、個々の家族観や関係性が時間的積み重なりのなかでどのように変化し、支援の必要性があるのかを観察しようとしたものであった。結果、家族形成過程の初期に中心的役割を担うのは子を出産する側のレズビアン女性で、精子ドナーに関する子どもの受け止めと、同性パートナーが子育てに関与できることの二つが、家族形成の鍵となっており、産科施設や保育所などの受け入れが支援となることがわかった。本結果は、日本におけるレズビアン ・バイセクシュアル女性の育児支援の方向性の根拠資料となると考えられる。
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