現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
フランス、リトアニアとも分析するための雑誌関連記事をデジタルデータとして、及び関連先行研究に関する資料も収集し、考察をすすめている。また、それらをより理解するための日本の事例の考察についても同僚とともに、Tanaka, Hiromi, and Koma, Kyoko, 2018, Lecture, “Gender Representation and the Portrayals of Women in Japanese Media: A Changing Pattern,” Department of Sociology( National Taipei University)という形で行い比較することで、より本研究課題であるフランスの現状をみることができた。また、分析方法としての言説分析に関する理論書『コミュニケーションテクスト分析』(ひつじ書房)の共訳も刊行できた。また、夏と冬の海外調査では、仏、リトアニアにおけるファッション雑誌該当記事の資料収集、比較対象としての近隣アジアの一つ香港のファッション雑誌の資料収集を行った。また、論文投稿として Discourses of Several Actors on Globalizing Non-Western Kawaii Fashion in the 21th century, “Construction of kawaii as an Idealized Femininity in the Context of Fashion in Modern Urban Japan”、また出版されたものとして「越境するGEISHA」松本健太郎・高馬京子編『越境する文化、コンテンツ、想像力』,ナカニシヤ出版. がある。リトアニアの雑誌分析、フランスのまだ実施していない雑誌分析については最終年で調査を行いたい。
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