研究課題/領域番号 |
16K02056
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
中村 艶子 同志社大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (30329958)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | ジェンダーダイバーシティ / ジェンダー・ダイバーシティマネジメント / 女性エンパワメント / 企業内保育所 |
研究実績の概要 |
本研究「グローバル時代の女性労働:女性活躍と企業支援」の3年目、2018年度(平成30年度)の実績として、以下のような研究実績を収めることができた。女性活躍と企業支援をテーマとし、ジェンダーダイバーシティに焦点をあてた第5章「人事資源管理論とジェンダー・ダイバーシティマネジメント」と企業内保育所のケーススタディをまとめた第11章「職場環境の転換期」を共編著『価値創発(EVP)時代の人的資源管理』(ミネルヴァ書房、2018)守屋貴司・中村艶子・橋場俊展として上梓することができた。 また、学会報告としては、International Conference on Business and Social Science(ICBASS)国際学会にて"Gender Diversity Management in Japan: A Case Study to Promote Women’s Empowerment in the Business Community"と題した基調講演として報告を行った(2019.3.27)。さらに、本研究テーマを以下の内容での講演や執筆にも収め、公的発信をして研究成果の社会還元を行うことができた。 【招待講演】「日本と米国における女性労働の違い」女性のエンパワメントのための米国派遣プログラム2018.6.(於関西経済連合会)、【招待講演】女性のエンパワメントのための「米国派遣プログラム2018第1回事後研修講話」(於関西経済連合会)2018.8. 【招待講演】女性のエンパワメントのための米国派遣プログラム2018事後研修コーディネート2018.10、 女性のエンパワメントのための米国派遣プログラム2018事後研修報告会(於関西経済連合会)、〔依頼原稿〕関西経済連合会月報「女性活躍とエンパワメント」連載2018年10月~2019年3月号(関西経済連合会)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2018年度はアメリカでのセミナー出席や現地調査を8月に予定していたが、台風の直撃によりフライトがキャンセルとなってしまい、研究実施内容を変更せざるを得ない状況が発生した。しかしながらその他の機会に国内での有益な調査を実施する機会に恵まれた。また研究成果としては、上記のように、本テーマでの共編著、国際学会での報告、依頼原稿執筆や講演を行う機会を授かった。同共編著『価値創発(EVP)時代の人的資源管理』(ミネルヴァ書房、2018)は、2019年6月8日の労務理論学会第29回全国大会の書評セッションにおいて取り上げられ討議される予定であり、タイムリーな成果報告となった。またグローバル時代の女性労働を考える上でも一定の成果を出せたのではないかと考えている。従って本研究課題の進捗状況としては、概ね順調であると考えている。
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今後の研究の推進方策 |
2019年度は本研究の最終年度である。これまで過去3年間(2016-2018年度)、概ね順調に研究を進めてくることができた。今年度も同様に、できる限り積極的に調査、資料収集、討論、セミナー等への出席を重ねたいと考えている。総括となるよう、ダイバーシティ、女性労働、女性活躍、企業による保育支援に焦点を当てて研究を推進する方向である。具体的には5月に共著用論文、講演、6月に学会報告(統一論題報告)、8月には国際学会(基調講演)と現地調査を行う。様々なタイムリーなセミナーへの出席、資料収集、調査を行い、12月には英語での共著用論文を海外にて出版する予定である。研究の過程においては他の研究者や専門家からの研究内容への助言を頂いたり、英文執筆の過程で推敲を頂きながら成果へと結びつけていきたい。国際学会の締切や共著の編者との打合せを研究のペースセッターとして活用し、滞りなく成果としてまとめられるように研究を推進していく所存である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2018年8月上旬、アメリカでの現地調査を予定していたが、台風によりフライトがキャンセルとなったために渡航を中止せざるを得ない状況が生じた。それが次年度使用額が生じた理由である。この渡航の振替は難しかったため、次年度にアメリカでの国際学会と保育所の現地調査を行うことを決定し、2018年の活動費を2019年度に充当することにした。
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