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2019 年度 実績報告書

中世の紀伊半島における歴史遺跡・名所の創作および保存・活用事業データベースの作成

研究課題

研究課題/領域番号 16K02069
研究機関和歌山大学

研究代表者

海津 一朗  和歌山大学, 教育学部, 教授 (20221864)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード禅律僧 / 顕密体制 / 自力救済 / 遊行上人 / 記念碑 / 顕彰 / 捏造 / 観光学批判
研究実績の概要

当初の目的である紀伊半島地域の名所・旧跡の創作(捏造)過程について、歴史学の立場から広く検証し、その成果を各個体ごとにデータ化した。最終年度は、この研究成果を社会に還元する活動に集中した。その成果は以下のとおりである。
①高校新科目の開始2022年4月にあわせた研究書の出版(海津他編『世界史とつながる日本史ー紀伊半島から視座ー』ミネルヴァ書院2018)、②広報母体となる学芸員・教育者の研究会の組織(紀伊半島世界史研究会、①著も中心執筆者は②会員)に並行して、2019年度は特に大学博物館組織をもちいて代表者が企画展示をおこなって、研究成果を展示叙述として直接発信して市民の「史跡名所・旧跡」イメージを変革した(2020年1月10日~2月26日和歌山大学紀州経済史文化史研究所企画展「紀伊半島から考える日本史」和歌山大学図書館にて)。展示はⅠ世界とつながる紀伊半島、Ⅱ禅律僧に捏造された荘園遺跡、Ⅲ根来寺遺跡の創作の3コーナーで構成した。幸いにも、新型コロナ禍を避けたところで実施できており、大学の研究企画としては異例のアピールとなった。
この試みについては、すでに2018年度に日本歴史学会主催のシンポジウムにて学術報告しており、当該年には同会の2019年度年報、日本学術会議機関紙にて幅広く歴史・教育学界に周知された。本来、観光学フィールドで既存の観光ツールイメージを変える目的で取り組んだ課題であるが、依然その分野では十分な発信ができていない。観光遺跡といわれるものの多くが、太古の自然の‘スピリチュアル‘など日本学・文化論による荒唐無稽なものが含まれる。歴史的経緯自体の説明が誤ってるものもある。が、現在、研究代表自身が観光学部を離れているため、直接の発信パイプが見いだせない状況であり、この点で課題を残した。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2020 2019 その他

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 紀伊半島における「歴史」創作2020

    • 著者名/発表者名
      海津一朗
    • 雑誌名

      和歌山大学紀州経済史文化史研究所きのみなと

      巻: 6 ページ: 5-7

  • [雑誌論文] 惣国扱い衆と中世社会2020

    • 著者名/発表者名
      海津一朗
    • 雑誌名

      和歌山大学教育学部紀要 人文科学

      巻: 70 ページ: 1-6

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 歴史総合を考える 世界史とつながる日本史2019

    • 著者名/発表者名
      海津一朗
    • 雑誌名

      学術の動向 科学と社会をつなぐ (日本学術会議)

      巻: 2019 ページ: 34-38

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 地域から考える「歴史総合」2019

    • 著者名/発表者名
      海津一朗
    • 雑誌名

      日本歴史学協会年報

      巻: 34 ページ: 65-77

    • 査読あり
  • [学会発表] 博物館と連携した地域教材の開発2020

    • 著者名/発表者名
      海津一朗・田城賢司
    • 学会等名
      和歌山大学・和歌山県教育委員会 連携事業報告会2019
    • 招待講演
  • [図書] 企画展 地域から考える日本史2020

    • 著者名/発表者名
      海津一朗
    • 総ページ数
      10
    • 出版者
      和歌山大学教育学部海津研究室
  • [備考] かんじゃサヨのいた村 あてがわ荘物語

    • URL

      http://repository.center.wakayama-u.ac.jp/3381

  • [備考] 中世紀州惣国の神いくさ : 2017太田城慰霊祭

    • URL

      http://repository.center.wakayama-u.ac.jp/3382

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公開日: 2021-01-27  

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