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2017 年度 実施状況報告書

クリエイティブツーリズムの定着と創造都市連携の相互連環的発展に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K02092
研究機関同志社大学

研究代表者

佐々木 雅幸  同志社大学, 経済学部, 教授 (50154000)

研究分担者 敷田 麻実  北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (40308581)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードクリエイティブツーリズム / 創造都市ネットワーク / 持続可能発展目標SDGs
研究実績の概要

本研究は21世紀型の観光モデルとして急速に関心が広がっている「クリエイティブツーリズム」を定着させ、ユネスコが文化産業の進展と文化多様性の観点から推進する創造都市ネットワークのグローバル展開とそれによる都市連携を深化させるための条件を実証的理論的に明らかにするための調査研究である。
ユネスコは2017年10月31日に新たに世界64都市の認定を行い、同ネットワーク加盟都市は74カ国180都市に拡大し、日本では山形市が映画分野で認定されて、合計8都市となった。
「クリエイティブツーリズム」を推奨するユネスコ主催の創造都市ネットワーク総会が6月下旬から7月2日までパリ近郊のアンギャンレバンで行われたので、これに参加し、アンギャンレバン市長や米国サンタフェの代表も含めて経験交流を行った。特にこの会議では国連が提唱する持続可能発展目標SDGsの実現に創造都市ネットワークがどのような貢献がおこなえるかが議論の焦点になった。「持続的開発目標SDGs」を創造都市において具体化し推進するためには、17の目標全てを一律に同じレベルで掲げるのではなく、目標の11番目にある”make cities and human settlements inclusive, safe, resilient and sustainable”という点に注目する。つまり、都市や居住地の安全とサスティナビリティとともにソーシャルインクルージョンとレジリエンスが取り上げられており、それを軸にして従来の創造都市政策を再構築するのである。
また、国内で「クリエイティブツーリズム」を先駆的に展開する金沢市と奥能登国際芸術祭を成功させた珠洲市の最新動向について調査を行い、12月2日に開催された日本観光研究学会において「創造都市とクリエイティブツーリズム」と題する基調講演を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

海外調査、国内調査ともに順調に遂行できたため

今後の研究の推進方策

引き続き、国内外の先進的事例の調査にもとづき成果を合理的に取りまとめる。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2018 2017 その他

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 産業戦略としての創造都市・京都2018

    • 著者名/発表者名
      佐々木雅幸
    • 雑誌名

      地域開発

      巻: 623 ページ: 74-78

  • [雑誌論文] 創造都市ネットワークの展開と可能性2018

    • 著者名/発表者名
      佐々木雅幸
    • 雑誌名

      同志社大学経済学論叢

      巻: 69-4 ページ: 31-68

  • [雑誌論文] 進化する創造都市2017

    • 著者名/発表者名
      佐々木雅幸
    • 雑誌名

      松山大学論叢

      巻: 29-4 ページ: 131-146

  • [学会発表] 創造都市とクリエイティブツーリズム2017

    • 著者名/発表者名
      佐々木雅幸
    • 学会等名
      日本観光研究学会
    • 招待講演
  • [備考] 創造都市への挑戦

    • URL

      http://creativecity.jp/

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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