研究実績の概要 |
本研究は、旅行先の選択行動に際し「消費者の親和性」が、知覚リスク、自国民族主義(ethnocentrism)意識とともに国内外の観光地等旅行先の選択行動に与える役割と影響を口コミサイトの分析から明らかにし、「消費者の親和性」を得る効果的なコミュニケーションの方略を開発することを目的とした。調査は3回にかけて行った。①口コミ旅行サイト「トリップアドバイザー」の韓国語版から韓国人の訪問率が高い福岡と北海道で好評な書き込みについて質的調査を実施した。その結果は国際学会(International Conference by Tourism Institute of Northeast Asia, Vladivostok, Russia)にて口頭発表が行われた。②台湾人の日本の旅行先選択に際し、消費者の親和性が、自国民族性の意識にどのように関わっているか、その構造を明らかにするため、質問紙調査が実施された。分析結果は、研究協力者と共に国際学会(TTRA Asia Pacific Conference, The Hong Kong Polytechnic University)にて口頭発表された。③消費者のサービス製品選択プロセスにおける自国民族主義意識の影響をフランス旅行を選択した米国人対象に定量調査を実施した。その結果は日本消費者行動研究学会にて口頭発表が行われた。本研究の結果は、論文等で順次公表される。
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