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2019 年度 研究成果報告書

シリア・キリスト教研究 - アラム的視点からキリスト教を問い直す

研究課題

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研究課題/領域番号 16K02214
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 思想史
研究機関清泉女子大学

研究代表者

竹田 文彦  清泉女子大学, 付置研究所, 教授 (60319811)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードシリア / キリスト教 / 聖書 / イスラム
研究成果の概要

本研究は、今日まで、ほとんど我が国において本格的な研究がなされてこなかったシリア・キリスト教について、シリア語文献の解読を通して、その歴史的、思想的に解明することを課題としたものであった。研究者は、この課題について特に次の二つの点から研究を進めた。一つは、古代世界においては珍しい五つの異なる翻訳を生み出した「シリア語訳聖書の研究」、そして、もう一つが、イスラム勃興期におけるシリア・キリスト教徒たちの反応である。その成果は、学会、研究会、国際シンポジウム等での研究発表と論文という形で明らかにした。また、アフラハート、エフライムなどの著作のシリア語原文から翻訳を行った。

自由記述の分野

キリスト教神学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学術的意味としては、何よりもわが国においてこれまでほとんど本格的な研究が成されてこなかった分野において研究をおこなったことである。また本研究は、キリスト教の本質理解についても大きな見直しを迫るものともなり得ると思っている。社会的意義としては、今日、シリア・キリスト教徒の多くは、イスラーム世界に少数者として生きており、ニュースなどで報じられているシリア難民の中にも多くのシリア・キリスト教会の信徒が含まれている。このことも意識的に研究発表や講演などにおいて言及するようにするように努め、対立や紛争を越えて多文化共生社会を実現のための一助となるように努めた。

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公開日: 2021-02-19  

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