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2016 年度 実施状況報告書

18世紀から20世紀にかけての英語圏を中心とした常識概念の思想史的、哲学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K02218
研究機関武蔵野大学

研究代表者

青木 裕子  武蔵野大学, 法学部, 准教授 (60635671)

研究分担者 古田 徹也  専修大学, 文学部, 准教授 (00710394)
大谷 弘  武蔵野大学, 人間科学部, 准教授 (30584825)
片山 文雄  東北工業大学, 教職課程センター, 准教授 (40364400)
石川 敬史  帝京大学, 文学部, 准教授 (40374178)
佐藤 空  東洋大学, 経済学部, 講師 (60749307)
野村 智清  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 助教 (90758939)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードコモン・センス(常識) / 啓蒙思想 / スコットランド啓蒙思想 / 建国期アメリカの政治思想 / コモン・センス哲学派からウィトゲンシュタインへ / バークリー / エドマンド・バーク / アダム・ファーガスン
研究実績の概要

平成28年度は初年度であったため、研究代表者および研究分担者の各自が、研究を進めていくための文献や資料を集めて、精読するという作業が重要であった。これにより、文献調査、資料収集はほぼ終わり、各自の研究環境が整ったと思う。今年度は、昨年度から始まった研究の成果を、各自が発表していく予定である。
全体の研究実績として挙げられるのは、講師を招いて「常識と啓蒙研究会」を二度開催したことである。研究会の詳細は次のとおりである。
○第八回常識と啓蒙研究会:日時 2016年8月8日(月)、16時開始;場所 武蔵野大学有明キャンパス一号館807教室;報告者 和田慈氏(武蔵野大学非常勤講師);報告題目 「常識の持ち主と啓蒙の対象――カントの論説から」。
○第九回 常識と啓蒙研究会:日時 2017年1月28日(土);15時から18時まで;場所 JR三鷹駅前 武蔵野大学サテライト教室;報告者 福田名津子氏(一橋大学図書館);報告題目 「ファーガスンとリードの道徳的是認論」。
研究会には、本研究に関わる人が毎回ほぼ全員集まり、充実したディスカッションや意見交換をすることができた。今年度も「常識と啓蒙研究会」を定期的に開催していく予定で、本研究会メンバーで、来年三月に開催される日本イギリス哲学会の年次大会で、シンポジウムを実施したいと思っている。今年度は、このシンポジウムを目指して、研究をいっそう充実させていきたい。
以上

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り、平成28年度は初年度であったため、研究を進めていくための文献、資料を各自が集めて、精読するという作業が重要であった。今年度からは、昨年度からの研究の成果を各自が発表していく予定である。
以上

今後の研究の推進方策

今後も研究会を定期的に開催していく予定である。また、来年三月に開催される日本イギリス哲学会の年次大会で、シンポジウムを実施したいと思っている。今年度は、このシンポジウムを目指して、研究を充実させていきたい。
以上

次年度使用額が生じた理由

3万円ほどうっかりしていて使っていなかったため。

次年度使用額の使用計画

書籍などにできるだけ早く使う予定である。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (1件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] 常識と啓蒙の哲学者としてのウィトゲンシュタイン2017

    • 著者名/発表者名
      大谷弘
    • 雑誌名

      イギリス哲学研究

      巻: 41 ページ: 37-52

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Philosophical pictures about mathematics: Wittgenstein and contradiction2017

    • 著者名/発表者名
      Hiroshi Ohtani
    • 雑誌名

      Synthese

      巻: 2017 ページ: 1-25

    • DOI

      10.1007/s11229-017-1317-z

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 征服と交流の文明社会史-初期バークと近世ブリテンにおける歴史叙述の系譜2016

    • 著者名/発表者名
      佐藤空
    • 雑誌名

      経済学史研究

      巻: 58 ページ: 49-68

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ・Vigour, Enthusiasm and Principles: Edmund Burke's Views of European History2016

    • 著者名/発表者名
      Sora Sato
    • 雑誌名

      Modern Intellectual History

      巻: 13 ページ: 299-325

    • DOI

      https://doi.org/10.1017/S1479244314000481

    • 査読あり
  • [学会発表] Chains of Order, War and Spirit: Rethinking of Edmund Burke’s Economic Thought2016

    • 著者名/発表者名
      Sora Sato
    • 学会等名
      History of Economics Society
    • 発表場所
      Duke University, the United States of America
    • 年月日
      2016-06-20 – 2016-06-20
  • [図書] アメリカ帝国の胎動ーヨーロッパ国際秩序とアメリカの独立2016

    • 著者名/発表者名
      石川敬史
    • 総ページ数
      390
    • 出版者
      彩流社
  • [図書] これからのウィトゲンシュタイン―刷新と応用のための14篇2016

    • 著者名/発表者名
      大谷弘
    • 総ページ数
      269
    • 出版者
      リベルタス出版
  • [図書] これからのウィトゲンシュタイン2016

    • 著者名/発表者名
      古田徹也
    • 総ページ数
      269
    • 出版者
      リベルタス出版
  • [図書] ラスト・ライティングス2016

    • 著者名/発表者名
      ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン著,古田徹也訳
    • 総ページ数
      514
    • 出版者
      講談社

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公開日: 2018-01-16  

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