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2019 年度 研究成果報告書

18世紀から20世紀にかけての英語圏を中心とした常識概念の思想史的、哲学的検討

研究課題

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研究課題/領域番号 16K02218
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 思想史
研究機関武蔵野大学

研究代表者

青木 裕子  武蔵野大学, 法学部, 准教授 (60635671)

研究分担者 古田 徹也  専修大学, 文学部, 准教授 (00710394)
大谷 弘  武蔵野大学, 人間科学部, 准教授 (30584825)
片山 文雄  東北工業大学, 教職課程センター, 准教授 (40364400)
石川 敬史  帝京大学, 文学部, 准教授 (40374178)
佐藤 空  東京大学, 大学院総合文化研究科, 特任研究員 (60749307)
野村 智清  秀明大学, 学校教師学部, 講師 (90758939)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード常識(コモン・センス() / 啓蒙 / スコットランド啓蒙 / 常識哲学(コモン・センス哲学) / アダム・ファーガスン / ウィトゲンシュタイン / イギリス哲学 / アメリカ思想
研究成果の概要

本研究グループは科研費受給期間中コンスタントに研究成果を発表した。主な活動を四点挙げる。第一に「常識と啓蒙研究会」を年二回開催した。第二に、2018年3月に日本イギリス哲学会第42回研究大会においてセッション「コモン・センスとコンヴェンション―18世紀英米思想における人間生活の基盤」のコーディネイトと研究報告を行った。第三に、2019年10月に武蔵野大学政治経済研究所主催のオール英語の国際シンポジウムをコーディネイトし、本研究グループと米国の研究者が研究報告を行った。第四に、2020年2月には本研究プロジェクトの最終報告として『「常識」によって新たな世界は切り拓けるか』(晃洋書房)を出版した。

自由記述の分野

思想史

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究プロジェクトで様々な哲学者と思想家が捉えた常識概念を検討することによって、常識という言葉が多様な使われ方をしていることが明らかになった。そしてそれだけでなく、常識という概念に注目することによって、思想史研究の分野ではこれまで見過ごされてきた新たな切り口や新たな構図が見えてきた。また、コモン・センス哲学とアメリカにおいて発展したプラグマティズムの関係性に着目すると、アメリカのデモクラシーやリベラリズムを理解するうえで有意義であることが見えてきた。この研究プロジェクトにおいてメンバ―各自が自分の持ち分に真摯に取り組んできた結果、学術的にも社会的にも有意義なパノラマが見えてきたと考えている。

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公開日: 2021-02-19  

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