研究期間中に大きな研究成果を上げ、著書計2冊を出版した。すなわち、単著:劉文兵著『映画がつなぐ日本と中国』(東方書店、2018年8月)/共著『動態影像的足跡』(中国語、台湾国立台北芸術大学出版中心、2019年3月。劉文兵:論文「電影在日拠下的中国」、433頁-464頁)。そのうち、『映画がつなぐ日本と中国』は「読売新聞」「日本経済新聞」など各全国紙から書評が掲載され、大きな社会的インパクトをもたらした。また、14名の映画関係者への取材に加え、北京や上海で映画市場の調査や、一般観客へのアンケート調査をも実施した。国会図書館や、早稲田大学演劇博物館、中国の国家図書館、北京大学図書館への資料収集を行った。さらに、2018年10月29日に開催の「文化庁映画週間 日中映画シンポジウム」のモデレーターを務め、柳島克己キャメラマン、テレンス・チャンプロデューサーと対談を行った。研究成果を広く発信することができた。
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