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2018 年度 実績報告書

タイム・ベースド・メディアの保存と修復―東京藝術大学から生まれる卒業制作

研究課題

研究課題/領域番号 16K02304
研究機関東京藝術大学

研究代表者

平 諭一郎  東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (10582819)

研究分担者 薩摩 雅登  東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 教授 (80272657)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード保存 / 修復 / 継承 / 特異点 / 臨界 / 同一性 / 真正性 / 完全性
研究実績の概要

研究期間全体を通じて、東京藝術大学が所蔵する芸術資料のうち自画像と優秀卒業制作品から、時間を計測基準にした新たな芸術作品106点を選定。作品群の素材や構成、保存状態、再生(表示)および展示可否など詳細な調査をおこない、必要に応じて媒体移行を実施した。
平成30年度には展覧会形式での成果発表に向けて、展覧会概要および展示作品の選定、作品の新規制作と長期保存と修復理念の構築を進め、平成30年10月2日(火)から10月18日(木)まで東京藝術大学大学美術館にて、展覧会「芸術(アート)の保存・修復 -未来への遺産」を開催。
東京藝術大学の卒業制作や自画像を、芸術の保存や修復に関する視点から選定し、掛軸や木彫、ヴィデオやテレビ、デジタルメディアなど様々な媒体を用いた作品およそ90点を会場に並べ、最先端の文化財複製(クローン文化財)や、仏像の3D原型を、模写や模造、文化財修理と同じ文脈で扱う試みを実施。現代の芸術における保存修復をめぐる諸問題を、文化財保存の事例を参照し考察した。また、展覧会記録を含めた論考集として全80頁のカタログ『芸術の保存・修復 -未来への遺産』を発行し、研究成果を一般に公開した。

備考

展覧会「芸術の保存・修復 -未来への遺産」企画・監修、東京藝術大学大学美術館地下2階展示室2、2018年10月2日~10月18日

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 大学における文化財の複製・再現・復元2019

    • 著者名/発表者名
      平諭一郎
    • 雑誌名

      文化財保存修復学会誌

      巻: 62 ページ: 58,62

  • [学会発表] 文化財の保存修復と美術の保存修復2018

    • 著者名/発表者名
      平諭一郎
    • 学会等名
      文化財保存修復学会第40回大会
  • [図書] 芸術の保存・修復 -未来への遺産2019

    • 著者名/発表者名
      平諭一郎(編著)、斎藤菜生子(編著)、薩摩雅登(著)、岩崎秀雄(著)、桒原寿行(著)
    • 総ページ数
      80
    • 出版者
      東京藝術大学

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公開日: 2021-01-27  

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