日本全国各地に設置が進むマンガ、アニメの登場人物の銅像についてフィールドワーク調査を行い、(1)公共彫刻としての社会的機能、とくに地域活性化と観光資源としての効果、(2)東日本大震災以後のアートとモニュメント、(3)キャラクター彫像以外のパブリック・アートや海外の事例との比較をテーマに研究者・識者を交えた研究フォーラムを3回開催した。成果としては『もにゅキャラ巡礼──銅像になったマンガ&アニメキャラたち』(2017年、扶桑社)を刊行し、研究フォーラムでの報告と議論は2冊の記録集にまとめたほか、雑誌寄稿18件、新聞寄稿1件等マスメディアを通じて広く社会に向けた情報発信も行った。
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