研究課題/領域番号 |
16K02333
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
細田 明宏 帝京大学, 文学部, 准教授 (20412801)
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研究分担者 |
後藤 静夫 京都市立芸術大学, 日本伝統音楽研究センター, 名誉教授 (50381926)
寺内 直子 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (10314452)
大江 朋子 帝京大学, 文学部, 准教授 (30422372)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 学際的研究 / 実地調査 / 聞き取り調査 / 心理学調査 / 共同研究 / 美学 / 浄瑠璃 / 舞楽 |
研究実績の概要 |
研究代表者および分担者はそれぞれ、各自の担当分野の研究をおこない、口頭発表や論文などのかたちで成果を発表した。 文楽人形における情の表現に関する心理学調査については、口頭発表(Oe, T. & Hosoda, A.「Breathing life into bunraku puppets: Warmth comes into them when they make a movement.」)のかたちで成果を発表した。来年度に論文としてまとめる予定である。 また、文楽座の上演の実態について、聞き取り調査および共同研究をおこなった(6月17日・18日、8月4日、9月12日、12月16日、1月6日)。さらに代表者(細田)は、名古屋における女流義太夫および素人義太夫の活動に関するインタビュー調査の結果を、「20世紀の名古屋における義太夫節浄瑠璃―竹本吾雪氏に聞く」としてまとめた。代表者はまた、明治期に高知県で始められた西畑人形について、その興行の実態と人形操法についておこなったインタビュー調査の結果を、「西畑人形の興行と操法―三代目朝日若輝(池原由起夫)氏に聞く」としてまとめた。 人形操りと舞楽との比較研究の一環として、代表者および分担者(寺内)は、舞楽の演者である久恒壮太郎氏に対して聞き取り調査をおこなった。その結果をもとに、分担者の寺内直子は、論文(TERAUCHI Naoko「‘Be a costume hanger’: the aesthetics of imperial bugaku dance of Japan.」)をまとめ、発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
共同研究および聞き取り調査、心理学調査など、おおむね計画通りに進行している。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画に従って研究を進める予定である。現時点において、問題点は特に見当たらない。
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次年度使用額が生じた理由 |
一部のデータ整理について、実施時期の見直しをおこなったため。当該年度におこなう予定だったデータ整理は次年度におこなう予定である。
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