研究実績の概要 |
本研究の最終年度にあたる2019年度は、研究成果として、演劇表象におけるカニバリズム言説という観点から、数本の論考(「「待つ」という絶望/希望――1990年代以降の鈴木忠志の演劇実践」東京経済大学コミュニケーション学会『コミュニケーション科学』51号、2020年2月15日、73-83頁。“The Lost Youth, Homelessness and Dystopic Vision in Yamanote-Jijosha’s King U-Lear-Shimataro”『Shakespeare Studies』, vol.58, March 25, 2020, 38-41。「暴力を舞台表象するとはどういうことか?――二〇一九年利賀村シアター・オリンピックスにおける三作品から」国際演劇評論家協会日本センター『シアターアーツ』64号、2020年5月1日、85-92頁。)を執筆刊行した。 また西洋文学におけるカニバリズム言説と植民地主義の問題を網羅的に論じた書物であるレベッカ・ウィーバー=ハイタワー『帝国の島々――漂着者、食人種、征服幻想』(法政大学出版局、2020年5月25日、全編402頁)を翻訳刊行した。
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