2018年8月13日から19日まで、英国ロンドン市の大英図書館において、19・20世紀の英領インド植民地関連の文学や文化人類学研究に関する書籍や雑誌を調べ、また日本の台湾・満洲植民地に関する英語資料を閲覧し、情報収集を行った。 さらに、台湾における日本の植民地政策や近代化言説、そして、現代の台湾における日本の植民地時代の影響に関する資料・情報収集を行うため、3月19日に台湾の台北市の国立故宮博物院で情報収集、20日から21日まで、台中市の静宜大学の図書館で資料・情報収集を行い、同大学の張修慎教授、呉蕚洲教授と意見交換を行い、22日から23日まで高雄市立歴史博物館で情報収集、24日に国立故宮博物院で情報収集を行った。 日本国内においては、 9月8日に、国立国会図書館、及び、東京理科大学において、19・20世紀のイギリスと日本における近代化言説の文学・文化論的比較研究に関する資料・情報収集と、研究者と意見交換を行った。そして9月15日に、名古屋市の中京大学において、午後4時開催の研究会に出席し19・20世紀のイギリスと日本における近代化言説の文学・文化論的比較研究に関する研究報告をした後、研究者と意見交換や資料提供を受けることで情報収集を行った。さらに12月8日にも、中京大学において、研究会で出版する本の打ち合わせを行った後、日本比較文学会中部大会のシンポジウムに招待パネリストとして参加し、日本比較文学会中部支部主催の懇親会で研究に関する情報交換を行った。 最終年度までに行った研究成果を纏め、渓水社から出版をする予定であったが、現時点でA490枚であるので、次年度に原稿の完成を持ち越すことになった。
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