研究課題/領域番号 |
16K02511
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 東洋大学 (2017-2019) 和光大学 (2016) |
研究代表者 |
余田 真也 東洋大学, 文学部, 教授 (20277750)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 先住民文学 / オジブウェ(アニシナベ) / ジェラルド・ヴィゼナー / ルイーズ・アードリック / デヴィッド・トロイヤー / 部族性 / 普遍性 / 文学様式 |
研究成果の概要 |
本研究は、北米先住民のオジブウェ(アニシナベ)という部族に帰属する三人の現代作家ジェラルド・ヴィゼナー、ルイーズ・アードリック、デヴィッド・トロイヤーの文学実践の意義を考察するものである。各作家と部族社会との関係を検証し、著作における部族的/地域的な様相を探求する一方で、他の先住民作家との関係を検証しつつ、作品における普遍的/審美的な特性を探求した。そうした探求を通して、部族的なものと普遍的なものの媒介者として三人の先住民作家を定位した。
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自由記述の分野 |
アメリカ文学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果については、アメリカ学会、日本アメリカ文学会東京支部、および日本英文学会関東支部といった主要学会でのシンポジウムにおいて報告し、学会誌、研究紀要、および研究論文集において刊行した。三人の現代オジブウェ(アニシナベ)作家に焦点を当てて、部族性と普遍性を切り結ぶその文学実践の意義に迫った本研究には先駆性があり、その成果は先住民文学研究の基盤の充実ならびに各作家の研究の進展に寄与しうるものと評価できる。
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