研究課題/領域番号 |
16K02575
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ文学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
相原 剣 明治大学, 法学部, 兼任講師 (30726469)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | シュラーガー / 同性愛文化 / ポップ・カルチャー / 娯楽音楽 / レコード産業 |
研究成果の概要 |
戦間期及びナチ時代のシュラーガー(流行歌)を主要な分析対象とし、ポップ・カルチャー研究の視座を持った同性愛文化研究を行うことを目的として、本研究を遂行した。同性愛文化研究、シュラーガー分析、メディア分析など、様々な分野に渡る調査を行い、研究を相互に関連付けていった。各分野が複合する存在として焦点化した歌手パウル・オモンティスと作詞家ブルーノ・バルツについては、特に重点的な分析を行った。
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自由記述の分野 |
独文学・独語圏文化
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レコード産業勃興期のシュラーガー(流行歌)の分析を通して、文学研究と歴史研究をポップ・カルチャー研究およびアクチュアルなクィア研究と接続させる試みである。マイノリティのサブ・カルチャーと規定されがちな戦間期及びナチ時代の同性愛文化をメイン・カルチャーへ移行しつつある動態として捉え、戦間期の同性愛解放運動の広がりと、その過程で表出するホモフォビア(同性愛嫌悪)について複合的な領域から考察を行った。
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