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2023 年度 実績報告書

アジアの薬草メディスンマンにおける医療表象文化と神話・歌謡文学の発生理論の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K02615
研究機関関西大学

研究代表者

毛利 美穂  関西大学, 東西学術研究所, 非常勤研究員 (70556026)

研究分担者 中尾 瑞樹  関西大学, 教育開発支援センター, 研究員 (60773794) [辞退]
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2024-03-31
キーワード医療人文学 / 比較文学 / 医史学 / 薬学 / 生命科学 / ナノライフサイエンス
研究実績の概要

本研究は、神話や文学(歌謡文学)の生成において、その担い手となるメディスンマン(Medicine Man、本草医、Herbal Man)の存在にクローズアップし、彼らの言説・知見から得られる新たな医療人文学としての文学生成理論の構築を目指すものである。
2023年度の実績は、主に次の3点である。(1)医学・薬学・生物学・生命科学系アプローチをまとめると共に、(2)フィールドワークや文献調査をふまえて、神話や文学(歌謡文学)の医療人文学的解釈を確立し、(3)その成果を論文および国際学会で発表したことである。
(1)は、研究協力者の中尾が、科研費研究員としてこれまでの知見を整理し、研究代表者の毛利とともに、(2)および(3)の成果をまとめた。具体的には、毛利は、文学と医療の密接な関係について論文にまとめ、また中尾の論を進める形で、神話における医療人文学的考察について、国際学会および国内研究会で発表を行った。中尾もまた、歌謡文学における医療人文学的考察について国際学会で発表を行った。
2023年度も引き続き、フィールドワークについては国内のみとなったが、国際学会での発表を続け、これまで蓄積された知見を元に、医療人文学という新たな文学研究の視点を、国内外に提示することができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] ツバキのある風景―『万葉集』巻第十二・三一〇一番歌を中心に―2023

    • 著者名/発表者名
      毛利美穂
    • 雑誌名

      東西学術研究所紀要

      巻: 56 ページ: 73-85

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 神話のなかの医療表象文化―エビカヅラから読み解く黄泉国の位置づけ2023

    • 著者名/発表者名
      毛利美穂
    • 学会等名
      東アジア比較文化国際会議韓国大会
    • 国際学会
  • [学会発表] 黄泉国神話と植物2023

    • 著者名/発表者名
      毛利美穂
    • 学会等名
      東西学術研究所研究例会
  • [学会発表] 植物の和歌と草合・花合および本草学2023

    • 著者名/発表者名
      中尾瑞樹
    • 学会等名
      東アジア比較文化国際会議韓国大会
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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