アフリカには声調言語が多いが、十分知られているとは言い難い。日本では声調言語というと中国語ペキン方言など東アジアの単音節語言語を思い浮かべることが多い。しかしアフリカにはバンツー系言語のように、多音節の声調言語が多く存在する。また日本語アクセント論で一型、二型などと呼ぶものに似たアクセント体系も多く存在する。本研究は、現地調査、また文献研究などにより、アフリカ諸語の声調・アクセント体系の類型論特徴を明らかにすることを目的とした。このような研究はかつてなく、これにより、世界的視野での声調・アクセント言語の研究基盤が整ったと考える。
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