研究課題
基盤研究(C)
自然言語の構造的な要因から生じる非均一的な言語現象についての研究をおこなった。特に、節の周辺部の階層構造に加え、複雑述語の階層構造など、命題の決定に関わるものをその考察の対象にした研究と、階層性の違い以外の要因も考慮に入れて説明をしなければならない現象を対象に研究をおこない、自然言語の階層構造についていくつかの知見をえることができた。
言語学
非均一的な振る舞いを示す言語現象について,普遍性のある理論体系の開発をおこなった。理論的な貢献だけでなく、経験的なデータを蓄積する記述的・実証的な貢献も可能な結果がいくつか得られており、成果は、生成文法・認知言語学・機能言語学などの文法理論に寄与する。また、最終その成果を応用することにより教育などに対しても寄与することができると考える。