研究課題/領域番号 |
16K02642
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 同志社大学 (2019) 国士舘大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
森 若葉 同志社大学, 研究開発推進機構, 共同研究員 (80419457)
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研究分担者 |
前川 和也 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 研究員 (60027547)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 楔形文字学 / シュメール学 / シュメール語 / エラム語 / アンシャン / マルヤン遺跡 / 粘土板 / 楔形文字 |
研究成果の概要 |
イラン国立博物館において、3Dモデルデータを活用し、未公刊の資料(古代イラン(エラム地域出土)、紀元前三千年半ば~紀元前二千年紀のエラム語、シュメール語資料)の調査研究を行った(Mori (2016, 2020))。約百点のアンシャン資料については、公刊準備をすすめており、研究分担者、共同研究者とともに研究を行い、2019年9月にイラン国立博物館にその手写コピー、翻字のデータを提出した。 今年度末には、京都大学総合博物館所蔵楔形文字粘土板資料について、翻字・翻訳を付して出版の予定である。
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自由記述の分野 |
楔形文字学、シュメール学、言語学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イラン国内で所蔵される前三千年紀末から前二千年紀のシュメール語およびエラム語楔形文字文書は世界の楔形文字研究にとって重要な資料群である。これらを新たに公刊することには非常に大きな意義がある。イラン国内には楔形文字の文献研究者が非常に少なく、昨今の国際政治情勢により、1970年代の欧米による発掘の後、未公刊の状況におかれているものがいまだ数多くある。本研究はイランに対する日本による国際文化協力と位置づけられ、日本とイランの間で長年培われてきた友好的な学術・研究関係の発展につながるものである。
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