研究実績の概要 |
研究最終年度は,本研究のテーマである「『経験』と『知識』を反映するものとしての文法」についての研究の成果発表をさまざまな形で行った。その概要は以下の通り: ・2017年12月に本研究の枠組みで共催したワークショップ(オーストリア言語学会(クラーゲンフルト))"Thetisch-Kategorisch, Stage-Individual, Schwach-Stark-Quantifikation, Common ground und Milsarks Generalisierungen"の研究成果を公刊するために編集作業を進めた。同論集は,2019年8月ころに出版予定。本論集に論文"Thetik/Kategorik als funktionale Kategorie: Funktional-universale Satzstruktur"を寄稿。 ・2018年8月に行ったヨーロッパ言語学会(タリン・エストニア)にてワークショップ"thetics and categoricals"の論集の編集を現在進めている。編集作業と並行して,本研究で行った共同研究の枠組みを広げ,日独を超えた国際的な共同研究へ広げていくべく,話し合いを進めている。 ・上記ワークショップ"thetics and categoricals"を共催し,"b-grade subject and theticity"というタイトルで発表を行った。本発表も同上の論集に寄稿する予定。 ・2018年10月にオーストリア言語学会(インスブルック)にて"Eine an Universalitaet orientierte Textgrammatik: Satzaufbauprinzipien aufgrund der Thetik-Kategorik-Distinktion"というタイトルで発表を行った。 ・本年度の研究成果として下記に記録した2件の他,現在4件の論文を提出し,公刊の準備が進められている。
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