| 研究課題/領域番号 |
16K02671
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| 研究機関 | 大阪大学 |
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研究代表者 |
鈴木 慎吾 大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 講師 (20513360)
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| 研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| キーワード | 切韻 / 韻書 / データベース |
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| 研究実績の概要 |
今回の課題では、とくに『切韻』残巻のデータ化に重点を置いて作業を行っている。初年度（平成28年度）に予定していたタスクは a) 原資料の調査、確定、b) データフォーマットの検討、c) データ入力、の3項目であった。
そのうち a) の原資料調査については、以前から収集していた資料に加え、現在ではネットで精細な画像が得られるものが多くなっているので、それらについて調査を行い、今後作業していく上での基礎を定めた。
b) のデータフォーマットについては、テストデータを作成しつつ検討を重ねた結果、安定した入力が行え、かつ後のデータ処理に適したフォーマットを策定するに至ったが、今後の作業の進行状況によってはとくに異体字についてより精密なデータを追求することも考えており、その場合にはフォーマットについても大幅にアップデートを行う可能性が高い。
c) のデータ入力については、本命の『切韻』に取りかかる前に『広韻』のデータを整理しておいた方がよいと判断し、予定外ではあったがまずは澤存堂本と四部叢刊本についてデータ整理を行い、ほぼ完了した。その後、『切韻』の残巻に取りかかり、最初に着手した王三（宋濂跋全本王仁煦切韻）のデータ化はほぼ終了し、現在は切三（Ｓ．２０７１）および切一（Ｓ．２６８３）のデータ化を進めているところである。作業が完了したデータはウェブサイトで順次公開している。このデータ入力作業は最終年度まで継続して行う。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
a) 原資料の調査、確定：計画通り
b) データフォーマットの検討：計画通り
c) データ入力：計画通り
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| 今後の研究の推進方策 |
全体的に順調に進んでいるので、次年度は当初の計画通り、c)データ入力、に加えて、d)データチェック、e)公開方法の検討に着手する。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
雇用しているアルバイトのはたらきがよく、作業が比較的短時間で済んでいる。
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| 次年度使用額の使用計画 |
作業者の時間を追加して、データの精度を高めることを検討する。またデータフォーマットの見直しを検討し、より情報量の多いデータを追求する。
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