研究実績の概要 |
今年度は、2017年度にコートジボワールおよびフランスに長期滞在した際に得られたデータの整理を行うとともに、国内外での発信を積極的に行う期間となった。 (1) 第31回西アフリカ言語会議(2019年8月12日, コートジボワール・アビジャン, フェリックス・ウフェ=ボワニ大学)における発表「世界史におけるアフリカの諸手話言語: フランス手話、アメリカ手話、ケベック手話、フランス語圏アフリカ手話の比較を通して」を通じ、成果の公開を行った。 (2) 日本アフリカ学会第56回学術大会(2019年5月19日, 京都市左京区, 京都精華大学)における発表「イバダンからアビジャンへ: 1970年代の西アフリカにおける手話言語の伝播」を通じ、成果の公開を行った。 (3) 台湾人類学・民族学会2019年大会(2019年9月28日, 台湾・台北市, 中央研究院)にける主題ラウンドテーブルで、「人類学の社会への関与とマイノリティとの協働: 「ライティング・カルチャー・ショック後」の時代に」を発表、人類学の応用、実践性の観点から本研究をまとめた。 (4) 第14回人類学関連学会協議会 (CARA) 合同シンポジウム「社会と対話・協働する人類学: その可能性と役割」(2019年6月1日, 仙台市青葉区. 東北大学)を企画・開催し、マイノリティとの関わりを念頭に、諸学の成果と課題をもととした討論を行った。 これらの発表と議論を通じ、本研究計画の成果を論文・著書の形で発信するべく、準備を進めている。
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