文法形成、話者の言語意識と言語使用、言語接触の観点から、アイルランド英語研究の成果をまとめた。アイルランド南西部地域におけるこれまでの調査を『英語という選択-アイルランドの今』として公刊した。論文Speakers' awareness and the use of do be vs. be after in Hiberno-English(World Englishes 35)においては言語使用における言語意識の作用に関する仮説を提案した。言語接触の基礎論、話者とコミュニティをめぐる言語環境の関与性の基礎的な考察は『言語接触-英語化する日本語から考える「言語とはなにか」』に論考がある。
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