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2019 年度 研究成果報告書

インドネシア客家語『客語陸豊方言』の文法体系研究―台湾海陸客家語との比較から―

研究課題

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研究課題/領域番号 16K02700
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 言語学
研究機関中央大学

研究代表者

遠藤 雅裕  中央大学, 法学部, 教授 (10297103)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード客家語 / ヨーロッパ資料
研究成果の概要

本研究の対象はSchaank, Simon Hartwich. 1897. Het Loeh-foeng-dialectにオランダ語で記述されている100 余年前のインドネシア・西カリマンタン州サンバス県で使用されていた陸豊客家語である。
本研究の成果は以下の2点である。(1) 本書に記録されている客家語の単語・例文について、オランダ語・英語・同系統の現代台湾海陸客家語・標準中国語を対照させ、また文法項目のラベルを付したデータベースを作成したこと、(2) 代詞・介詞(格標記)・量詞(類別詞)・補語・アスペクト標識・形容詞述語文・比較文等について、海陸客家語と比較分析を行ったことである。

自由記述の分野

中国語学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、歴史資料がすくない海陸片客家語について、その空白を埋めるものである。梅県客家語などが属する粤台片客家語についてはバーゼル資料など、その歴史資料は豊富であり、文法もふくめて重要な研究成果が発表されている。一方、これと隣接する海陸片に属する客家語(陸豊・海陸・陸河客家語等)の通時的側面の研究は、資料が少ないためにほぼなされていない。よって、本研究は客家語の発展の研究に寄与するのみならず、中国語史全体にも寄与するものである。

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公開日: 2021-02-19  

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