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2018 年度 実績報告書

英日翻訳における翻訳等価性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K02705
研究機関関西大学

研究代表者

河原 清志  関西大学, 外国語学部, 教授 (70511517)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード翻訳等価 / 翻訳イデオロギー / メタファー / 翻訳言語理論 / 翻訳文化理論 / 翻訳シフト / 翻訳ストラテジー / 対照言語学
研究実績の概要

まず発表としては、翻訳等価の歴史的経緯について、2018年9月に日本通訳翻訳学会第19回年次大会で「翻訳語をめぐる憲法学と国際政治学―国権と国益の概念」を口頭発表した。また、招聘講演として、言語学と社会学の接点を見据えながら翻訳等価を研究する在り方について、2019年3月に金水敏(大阪大学文学部教授)主宰の役割語研究会において、「翻訳をめぐる役割語(言語学)と役割理論(社会学)の接点」の講演を行った。
ワークショップとしては、通訳も射程に入れた翻訳等価のあり方として、2018年8月と2019年1月に多文化共生センターきょうとで「京都市医療通訳講座」で講演を行った。
さらに、翻訳等価を多角的・多層的に追究するために、月2回の連載記事として、バベル翻訳大学院主宰『WEB版 The Professional Translator』において、「翻訳通訳論入門 ~翻訳通訳の言語と社会~」を執筆した。
最後に論文としては、Human Linguistics Review(第4号)において「日英語の新聞社説における翻訳シフト」が掲載予定である。
これらは、法律学における訳出の等価性の歴史的な問題、複数言語間における翻訳をめぐる役割語のあり方の問題、医療通訳における訳出の等価性など、いずれも翻訳等価性を学際的に論じるものである。扱った理論は、憲法学、認知科学、記憶研究、言語心理学、社会記号論、認知言語類型論、言語人類学、翻訳学(シフト論、目的論、規範論、異化作用など)、メディア論、ジャーナリズム論、批判的談話分析などである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 日英語の新聞社説における翻訳シフト2019

    • 著者名/発表者名
      河原清志
    • 雑誌名

      Human Linguistics Review

      巻: 4 ページ: 印刷中

    • DOI

      AA12754514

    • 査読あり
  • [学会発表] 翻訳をめぐる役割語(言語学)と役割理論(社会学)の接点2019

    • 著者名/発表者名
      河原清志
    • 学会等名
      役割語研究会
    • 招待講演
  • [学会発表] 翻訳語をめぐる憲法学と国際政治学―国権と国益の概念2018

    • 著者名/発表者名
      河原清志、大山貴稔
    • 学会等名
      日本通訳翻訳学会

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公開日: 2019-12-27  

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