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2019 年度 研究成果報告書

統計的手法を用いた現代・古代日本語文法研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16K02738
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本語学
研究機関東洋大学

研究代表者

岡崎 友子  東洋大学, 文学部, 教授 (10379216)

研究分担者 小林 雄一郎  日本大学, 生産工学部, 助教 (00725666)
竹内 史郎  成城大学, 文芸学部, 准教授 (70455947)
堤 良一  岡山大学, 社会文化科学研究科, 准教授 (80325068)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード文法史研究 / 接続表現 / 複合辞 / 形式語 / 指示詞 / 統計処理
研究成果の概要

本研究は、複合辞(形式語)・接続表現(接続詞)について「日本語歴史コーパス(CHJ)」をはじめ、その他のコーパスを用い、用例を収集・統計処理し、さらに分析結果について文法及び統計を専門としてきた者が精査、議論することによって理論化をおこなった。
その結果、これまでに明らかではなかった、複合辞(形式語)や接続表現(指示詞を構成要素としている接続表現)の歴史的な用法と変化を明らかにすることができた。成果としては、中古(平安時代)における接続表現の資料による偏り、現代語の接続表現「ソレデ・ソシテ・ソレガ・ソレヲ・ソコデ」の用法と歴史的変化に関する予想、名詞「頃」の形式語化等を明らかとしている。

自由記述の分野

日本語学

研究成果の学術的意義や社会的意義

複合辞(形式語)と接続表現(接続詞)については、現代語の研究はかなり進んでいるが、未だその用法が明らかになっていないことも多い。さらに古代語は現代語に比べ調査・分析は進んでいないのが現状である。
そこで、本研究では近年開発された大規模コーパスを用いて調査・収集したデータを統計処理し、分析結果を分野の違う研究者同士の議論、先行研究を検証し取り入れる等により、それらの用法・歴史的変化を明らかとした。本研究の成果は、今後の複合辞・接続表現研究に対し、新しい知見を提供できるものであり、また、今後の言語研究の深化・活性化に役立ち、さらに日本国内外における国語・日本語教育に寄与すると予想される。

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公開日: 2021-02-19  

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