今年度は、本研究課題のもと、単著または共著での論文を5編刊行したほか、査読を終えて刊行待ちの論文(共著;論文集の中の1章)が1編ある。また、著書・編著書については、4編ある。(1)筆者が収集した筆者の長女の発話のデータ(4歳3ヶ月~6歳2ヶ月まで)が、CHILDESから、昨年3月に追加公開された。 https://childes.talkbank.org/browser/index.php?url=Japanese/ (2)筆者と柴﨑礼士郎氏が監訳者となっているJoan Bybee (2015) Language Changeの訳書『言語はどのように変化するのか』が開拓社から7月に刊行された。(3)筆者が編者である『コーパスからわかる言語変化・変異と言語理論2』が開拓社から11月に刊行された。(4)小川芳樹・青木博史・石崎保明(共著)『文法化・構文化・語彙化』(開拓社最新英語学・言語学シリーズ第22巻)も、現在、再校の校正を行っているところであり、5月頃には刊行される予定である。 また、昨年6月に、ドイツで開催された国際学会JENom 8で共著論文を口頭発表したほか、このワークショップでの発表者が著者となる国際ジャーナルの特集号に投稿した論文が、現在査読中である。 また、筆者が主宰者で東北大学大学院情報科学研究科に設置されている「言語変化・変異研究ユニット」のイベントとして、まず、昨年10月18-19日に中山俊秀先生(東京外国語大学教授)をお招きして、第11回公開講演会&チュートリアルを開催した。また、第6回ワークショップ(講師12組12名)を、今年3月8~9日に開催予定であったが、これは、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑み、延期を決定せざるをえなかった。今夏に開催予定である。 http://ling.human.is.tohoku.ac.jp/change/
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