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2019 年度 研究成果報告書

習得過程に着目した文法理論による意味的弱動詞の特性の説明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K02757
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 英語学
研究機関東京学芸大学

研究代表者

鈴木 猛  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00187741)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードSemantically light verbs / Path prepositions / Particles / Satellite-/verb-framed / Lexical Subordination / Process-oriented / Developmental
研究成果の概要

本研究の最も重要なデータ分析の成果は次のようにまとめられる。(1) PathPPが、獲得最初期から動詞なしで頻出し、述語として位置変化を表す。関連発話の大半は物を移動させてという依頼で、使役が潜在する。動詞は後から現れ、意味的弱動詞put, take, turn等から始まるが、位置変化の意味には貢献しない。続いて、様態動詞(pull it away, throw it downなど)、さらに、need, wantが現れる。(2) 獲得初期のPathPの大多数がtelicで(in, on, offなど)、atelicのaround, alongなどは多くなく、現れる場合も動詞と共起して副詞的。

自由記述の分野

英語学 生成文法理論

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、まず移動に関するV+DP+Prt/PathPP の構文に関して、CHILDESのデータに基づいて、一般性が高い獲得順序を明らかにした。類型論的にも、言語におけるPathPの有無・PathPの獲得順序からLexical Subordination (Levin and Rapoport 1988)とsatellite-framing of Path (Talmy 1985他) が説明される可能性を示した。また、V-DP-PrtとV-Prt-DP (句動詞)は似ていることから学校で一緒に教えられることがあるが、後者は、獲得初期にはほとんど現れないなど、重要な違いを明らかにした。

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公開日: 2021-02-19  

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