研究課題/領域番号 |
16K02845
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研究機関 | 宮崎国際大学 |
研究代表者 |
樋口 晶彦 宮崎国際大学, 国際教養学部, 特任教授 (20189765)
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研究分担者 |
John Tremarco 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 准教授 (60389096)
橋口 知 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 教授 (90315440)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | ESP / Innovation / BALEAP / CEFR / CLIL |
研究実績の概要 |
2018年度は主に以下の諸点を中心として研究活動に励んだ。まず、学会参加として(1) JACET全国国際大会(青山学院大学)、(2) Innovation in Language Learning International Conference (Florence Italy)、(3) JAAL in JACET研究大会(高千穂大学)、(4) CEFRに関する国際研修大会(京都大学)と4つの学会に参加することで以下の諸点を研究できた。 (1) JACET全国大会においては、全国のESP研究者たちとの情報の交換、共有が大変為になった。特に専門外の(英語学とか外国語とは離れた)ESP領域においてどのような指導と評価が求められるのかというESP教員共通の課題がやはり存在することが明白になったこと。この問題を解決するためにどのようなことが可能なのか、今後検討することが必要である事が分かった。(2)に関しては3日間のFlorenceでの国際学会であった。直接ESPに関する研究発表はなかったが、欧州における外国語教育の実態が、最新の情報を含んだ貴重な資料として入手できたことは大変意義があった。特にCLILや学生が学ぶ外国語やその領域、教員の質、など近年増加してきた移民も含めて作成された資料が大変今後の研究に役立つと思う。(2)に関しては、これまでのESPに関する自らの研究発表をポスターセッションにおいて九州・沖縄支部の一員として口頭発表を行った。更に英国のBALEAP学会から最近出された資料のことも大変参考になった。現在この資料の読解に入っている。(4)最後に本年の3月上旬に京都大学において開催されたCEFRに関する国際研究集会ではCEFR増補版に関する発表があり、外国語教育政策に大した議論もなく導入されてきたことや他の外国語教育教育からの提案も充実していた。
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