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2021 年度 実績報告書

大学の英語開講授業とキャンパスアジアにおけるトランス・ランゲージングの実態と活用

研究課題

研究課題/領域番号 16K02863
研究機関立命館大学

研究代表者

湯川 笑子  立命館大学, 文学部, 教授 (30309075)

研究分担者 清田 淳子  立命館大学, 文学部, 教授 (30401582)
庵逧 由香  立命館大学, 文学部, 教授 (70460714)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
キーワードトランス・ランゲージング / マルチリンガル / キャンパスアジア / 英語開講科目 / EMI / 日中韓 / 教授ストラテジー
研究実績の概要

EMI研究の成果を、将来のEMI担当教員にむけて教授法のノウハウとしてまとめた『EMIハンドブック‐初めてEMI授業を受講する学生のために有効な40の教授ストラテジー‐』としてまとめた。ハンドブックでは40のストラテジーをどのような科目や受講学生の授業の中からどのように抽出したかをまず説明し、その後、教授ストラテジーを4つのカテゴリー(クラス・マネージメント、心理的ケア、認知的スキャフォールディング、言語的スキャフォールディング)に分けて解説した。さらに、この研究対象となった授業の受講者の状況を提示し、特にEMI授業に不慣れだった学生からの聞き取り調査結果をまとめ、いかにこのような教授ストラテジーを学生が必要としていたのかを明示した。なおこのハンドブックでは、この研究で浮かび上がったものとして以前に発表をした50のストラテジーの中から、さらに一般的で汎用性の高いものを選出して40とした。
EMI科目を多数導入し運用力を高めたいとする学部へEMI授業についての講演を2回シリーズで実施し、研究成果を生かした。
立命館型キャンパスアジア・プログラム(CAP)に関する研究成果を生かし、CAP生およびCAP外でも2言語の初修外国語を同時に伸ばそうとしている学生に向けて、『多言語学習ハンドブック‐キャンパスアジア・プログラム生と全ての多言語学習者のために‐』というハンドブックを作成し、冊子および関連サイトにて公開した。第I部では多言語学習者が学習過程で感じる疑問やCAPでまだ不十分な初修外国語を使って学ぶトランス・ランゲージングの使用法、担当教員や卒業生からの助言(コラムとして提示)を含めた。第II部ではCAP1期生の学習成果とそこから読み取れる教訓をまとめた。
トランス・ランゲージングを含む外国語教育指導について、「日本ロシア語教育学会 第1回研究大会」にて基調講演を行った。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2021 その他

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] トランス・ランゲージングーその概念と外国語教育における意義ー2021

    • 著者名/発表者名
      湯川笑子
    • 学会等名
      日本ロシア語教育学会第1回研究大会
    • 招待講演
  • [図書] EMIハンドブックー初めてEMI授業を受講する学生のために有効な40の教授ストラテジーー 40 Effective Pedagogical Strategies for Students Taking English-Medium Courses for the First Time2022

    • 著者名/発表者名
      湯川笑子
    • 総ページ数
      85
    • 出版者
      あおぞら印刷
  • [図書] 多言語学習ハンドブックーキャンパスアジア・プログラム生と全ての多言語学習者のためにー2022

    • 著者名/発表者名
      湯川笑子・清田淳子・庵逧由香(編著)
    • 総ページ数
      57
    • 出版者
      あおぞら印刷
  • [備考] 立命館大学文学部 キャンパスアジア・プログラム

    • URL

      http://www.ritsumei.ac.jp/campusasia/publicity/

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公開日: 2022-12-28  

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