研究課題/領域番号 |
16K02868
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
吉村 征洋 摂南大学, 外国語学部, 准教授 (90524471)
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研究分担者 |
桐村 亮 立命館大学, 経済学部, 准教授 (40584090)
廣森 友人 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (30448378)
仁科 恭徳 神戸学院大学, グローバル・コミュニケーション学部, 准教授 (00572778)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | ムービー制作活動 / 動機づけ |
研究実績の概要 |
平成29年度は、昨年度のムービー制作活動で培った経験に基づき、ムービー制作活動を円滑に進めるための簡易的なマニュアルを作成した。マニュアルでは、学習者が幅広い選択肢の中からドラマ制作するための作品を選定できるようなリストを作成した。また、学習者が英語によるアウトプットを効果的に実施できるように、英語の発音・発声方法に触れた上で、感情を込めたアウトプットができるように基本的な演技・演出方法(例:スタニフラフスキーシステム)を提示した。さらに、ICTを効果的に活用するために、ビデオカメラ等を用いた動画撮影方法とPC (Windows版とMac版両方)の動画編集ソフトを利用した動画編集方法を記載した。
またムービー制作活動が学習者の情意面に齎す影響を調査するために、ムービー制作活動を実施した学習者22名に事前事後でアンケート調査を行った。調査結果については、国内外の学会等で報告した。さらに詳細な研究結果については、ThaiTESOL Journal第30号に掲載された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通り、ムービー制作活動を円滑に進めるためのマニュアルを作成し、またムービー制作活動が学習者に及ぼす影響についてアンケートを事前事後で実施、およびその結果の分析ができているため。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度は、本研究課題の総括を行う。これまでに得られた研究成果を国内外問わず広く公開・共有し、英語によるドラマ制作活動という新たな視点からの英語教育・学習法を提示する。また、研究論文としても国内外の学術誌に投稿する予定にしている。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は統計処理用のソフトの購入を考えていたが、無料のソフトでも代用が可能となり優勝のソフトウェアを購入する必要がなくなったため、次年度使用額が生じた。
次年度は当初予定よりも多くの国際学会で研究成果を発表するので、その資金に充てたいと考えている。
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