宮崎大学医学部看護学科では、4年次の総合看護実習として、交換留学提携校であるタイ王国のプリンス・オブ・ソンクラ大学で3週間実習に取り組む選択制プログラムがある。大学における学生の看護英語教育は、研究者自身のような、一般英語教員が担うことが多い。しかし、英語教員は自身の研究専門分野を持つため、講義内容や方法論が現在の看護教育に求められていることに合致しない場合もあり、看護実習先で必ずしも学習した内容が実習内容と直結しているとは言えない状況にある。英語教員側も深く知っておくことが肝要であり、本研究により、発話データ収集の基本と今後の課題を見出した。
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