研究課題/領域番号 |
16K02939
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
|
研究機関 | 名古屋学院大学 |
研究代表者 |
新多 了 名古屋学院大学, 外国語学部, 教授 (00445933)
|
研究分担者 |
馬場 今日子 金城学院大学, 文学部, 准教授 (30454333)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
キーワード | ナラティブアプローチ / 複雑系理論 / ライティング / 動機づけ / 海外留学 |
研究成果の概要 |
本研究では大学在学中に英語力はどのように発達するのか、また留学を経験することで動機づけがどのように変化するのか、複雑系理論およびナラティブアプローチを用いて調査を行った。分析の結果、ライティング力においては留学経験を通じて、流暢さに顕著な発達が見られた一方、その他の側面については大きな個人差が見られた。また、留学前後に行なったインタビューの結果、長期にわたって高い動機づけを維持している学習者は、高い主体性(learner agency)を持っていることがわかった。
|
自由記述の分野 |
第二言語習得
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は近年大きな注目を集めている複雑系理論の視点から、留学期間中の学習者の動機づけの変化とその要因について、ナラティブアプローチの手法を用いて詳細に検証するこれまでにない試みである。留学経験が個々の学習者の動機づけにどのような影響を与えるのか、様々な学習者の事例を蓄積することで、今後留学前の学生指導プログラムや留学中および留学後のサポートなど、日本の教育機関における留学制度の充実に大きく貢献できる。
|