研究課題/領域番号 |
16K02965
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
斉藤 信浩 九州大学, 留学生センター, 准教授 (20600125)
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研究分担者 |
玉岡 賀津雄 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (70227263)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 韓国語文法テスト / テスト法 / 言語能力の測定 / 韓国語習得 |
研究成果の概要 |
第二言語としての韓国語習得研究において,被験者の能力を簡易的に測定できるツールがなく,斉藤・玉岡(2014)では,限られた数の語彙を問うことによって,被験者の全体的な韓国語能力を予測する韓国語語彙能力測定テストを開発した。本研究はその文法版として,限られた数の文法項目を問うことによって,被験者の全体的な韓国語能力を測定するテストを開発したものである。72問の文法テスト項目を,114名の中国語母語話者の被験者に実施し,データ分析プログラムによって,適切度の高い36項目を抽出し,短時間で使用可能な簡易的な被験者の標準化のためのテストを開発した。
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自由記述の分野 |
第二言語習得
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外国語としての韓国語学習者のための文法能力テストを開発し,基本指標として広く一般に使用できるようにすることを目的として,36問からなる簡易的な文法能力測定テストを作成した。従来,多くの韓国語習得に関する研究論文では、被験者のレベルの統制がなされておらず、所属クラスや学習歴、あるいは韓国語能力試験などの検定試験の級を被験者のレベルとして使用している場合が見受けられ,非常に曖昧なレベル基準によって実証研究を行うという問題があったが,この成果により,より精緻な習得研究のレベル分けツールが提供された。
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