研究課題/領域番号 |
16K02985
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研究機関 | 関東学院大学 |
研究代表者 |
熊澤 孝昭 関東学院大学, 法学部, 教授 (20366933)
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研究分担者 |
佐藤 敬典 上智大学, 言語教育研究センター, 助教 (60758506)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 読解時の認知スキル / 診断テスト / テスト得点の妥当性 |
研究実績の概要 |
本研究では、読解時における認知スキルの熟達度を測定する読解診断テストを開発し、そのテスト得点解釈および決定はどの程度妥当かを評価することである。本研究では上記の四点を研究課題とし、具体的には以下の手順でこの研究を遂行する。①その認知スキルの熟達度を測定する診断テストを開発し、そのテスト得点解釈および決定はどの程度妥当かを評価する。②①の結果を踏まえ、日本人大学生を対象とし、アンケート等を用い、日本人大学生の読解認知プロセスを解明する。③受験者のcan-doレベルを示した得点結果通知はどの程度受験者の英語学習に活用できるかを検証する。
初年度中には、すでに分析済みの文法診断テストを再度分析し、また文法に関してのアンケートを実施した結果をまとめ、その結果を国際大会にて発表を行っている。また、テスト細目表を作成し、それに基づき項目を作成し、かつその項目を試行的に実施済みである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の研究計画を変更する必要があったため。当初の計画では、初年度に読解認知テストの受験時の認知スキルを質的に分析する予定であった。しかし、本研究で開発予定のテストのコンセプトにあった既存のテストがなく、急遽、テスト細目表を作成し、試行テストを作成することとした。
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今後の研究の推進方策 |
今後は試行的に実施したテスト項目を分析し、改良することを行なう。さらに、開発したテストで用いるであろう読解認知スキルについてのcan-doリストを作成し、受験者のcan-doレベルを明らかにする。また、学習に活用できるような得点結果通知を試作することを行なう。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画に変更があったため。つまり、初年度に物品等を購入予定であったが、テスト作成が主であったため。
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次年度使用額の使用計画 |
すでに、試行的にテストを実施済みなので、そのテストを分析するための物品を購入する予定である。
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