研究課題/領域番号 |
16K02994
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
谷 昭佳 東京大学, 史料編纂所, 技術専門職員 (70532670)
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研究分担者 |
保谷 徹 東京大学, 史料編纂所, 教授 (60195518)
箱石 大 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (60251477)
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研究協力者 |
ペーター パンツァー
高山 さやか
馬場 郁
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 写真史 / 日本史 / 古写真史料学 / 画像保存 / 史料研究 / 外交史 |
研究成果の概要 |
19世紀後半に制作された日本関係写真のガラス原板コレクションの高精細デジタル化による研究資源化と調査研究を推し進めた。その上で、出所・伝来が確かなガラス原板からの画像情報と、「もの」としてのガラス原板の制作情報から比較検証を行い、オリジナルのガラス原板による厳密な写真史料比定を行う方法論を確立し、より信憑性の高い歴史史料としての古写真の定義を明確にした。 その結果、従来の写真プリントを基にした研究では不可能であった、作者や制作年の特定、プリント時に失われていた細部の表現や制作や伝来に関する情報を得ることが可能となった。
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自由記述の分野 |
写真史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで取り扱いが困難であった、日本関係写真のガラス原板から高精細デジタル画像を収集し、研究資源化を図った。これにより、信憑性の高い画像で19世紀の日本の姿を知ることが、研究者だけでなく一般にも可能となった。文字史料には記録されていない風景や風俗からは、様々な新発見があり、古写真史料による新たな学問分野を開拓することができた。成果は新聞や放送番組で紹介されるなどし、社会的関心に応えることができた。
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