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2020 年度 実施状況報告書

江戸時代の藩校における音楽教習・楽実践から楽思想構築に至る楽文化の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K03022
研究機関京都市立芸術大学

研究代表者

武内 恵美子  京都市立芸術大学, 日本伝統音楽研究センター, 准教授 (30400518)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
キーワード藩校 / 楽 / 雅楽
研究実績の概要

当該年度は前年度に引き続き、九州の各藩のうち、調査が途中であった、平戸藩および佐賀鍋島藩の資料調査の継続と、熊本藩、佐伯藩の調査を実施する予定であった。
また、中国四国方面では、高松藩、赤穂藩、豊岡藩、萩藩の調査を実施する予定であった。これらの藩校の資料調査は申請当初から計画していたものである。楽の教習を実施していた藩校として、当時の資料を詳しく調査する必要があり、それを行った上で、各藩の比較や全国的な展開を考察する予定であった。
しかし大変遺憾ながら、コロナの関係で現地での資料調査が実施できなかかった。また各大学図書館や公共図書館も利用が難しい状況が続き、ほぼ研究を実施することができなかった。
本来であれば、事前調査のために関西近郊の大学図書館等の利用もする必要があったが、それらもコロナの関係で、どの大学等研究機関の図書館、資料館等は、他学の人の受け入れをほとんど行っておらず、一昨年までのように研究を遂行することができなかった。
今年度も現在は5月以降の緊急事態宣言等の影響で、大学図書館等の利用もできず、現地の図書館資料館等への調査も見通しが立っていない。秋以降多少収まるようであれば、開館状況を確認しながら、少しでも研究を進めていきたいと考えている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナの蔓延のため、全く必要な調査を実施することができなかった。調査を実施した上でないとこれ以上の考察、研究をすすめることができないため、当該年度はほぼすすめることができなかった。

今後の研究の推進方策

コロナ禍の影響で、近隣の図書館、資料館等の下準備も難しい状況になっており、九州、中国、四国地方の各藩残存の資料の調査も全くできない状況にある。今秋以降の状況によって、コロナの勢いが多少減少し、各種機関の受け入れが再開され次第、調査から実施する予定である。

次年度使用額が生じた理由

コロナの影響で調査研究が実施できなかったため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 古琴東伝史実与日本琴楽現状2020

    • 著者名/発表者名
      武内恵美子/周耘
    • 雑誌名

      音楽文化研究

      巻: 2 ページ: 6-14

    • 査読あり / 国際共著

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公開日: 2021-12-27  

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