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2019 年度 研究成果報告書

日本近世を中心とした「宗教統制」像の再構築

研究課題

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研究課題/領域番号 16K03023
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関日本大学

研究代表者

朴澤 直秀  日本大学, 法学部, 教授 (70377696)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード宗教統制 / 宗教政策 / 新地建立 / 寺社帳 / 越前四箇本山 / 地域的教団 / 中本寺 / 成菩提院
研究成果の概要

寺院史料の調査・整理・分析や、幕府などによる寺院の把握・統制に関する史料の調査・分析を行った。寺院史料調査に関して、近江国柏原の成菩提院について、現段階での報告を行い、概要を明らかにした。また、幕府による寺社の建立規制や、必ずしも教団を介さない寺社の直接的な把握について、通時的な検討を行い、その動向や、それをめぐる情報の錯綜などを明らかにした。さらに、全国的な教団の傘下に属さない地域的な教団について、その実態や幕府との関係を明らかにした。

自由記述の分野

日本近世史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、必ずしも狭い意味での「宗教」に関わらない動機による「寺社政策」の一つとして寺社の建立規制について注目し、その実態の変遷や、それをめぐる情報の錯綜などを明らかにするなど、従来の「寺院統制」イメージの相対化につながる成果を提示した。また、寺院領主・中本寺としての特質をもつ寺院の、地域的権力との関係や中近世移行期の問題など多様な論点を内包する史料について調査整理を行い、史料保全と、史料の特質の解明に向けた取り組みを行った。

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公開日: 2021-02-19  

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