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2017 年度 実施状況報告書

『日本書紀』熱田本の史料学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K03028
研究機関皇學館大学

研究代表者

荊木 美行  皇學館大学, 研究開発推進センター, 教授 (60213203)

研究分担者 大島 信生  皇學館大学, 文学部, 教授 (00194142)
多田 誠 (多田實道)  皇學館大学, 文学部, 准教授 (00440834)
平林 章仁  龍谷大学, 文学部, 教授 (20460719) [辞退]
是澤 範三  京都精華大学, 人文学部, 准教授 (20554075)
中條 敦仁  皇學館大学, 教育学部, 准教授 (30556650)
宇都宮 啓吾  大阪大谷大学, 文学部, 教授 (40257902)
遠藤 慶太  皇學館大学, 文学部, 准教授 (90410927)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード熱田神宮 / 日本書紀 / 古写本 / 影印 / 浄阿
研究実績の概要

平成28年3月27日から翌月5日にかけて、熱田本日本書紀の全巻の撮影を実施するとともに、われわれ研究メンバーが原本の詳しい調査をおこなった。撮影は、古典籍撮影の第一人者藤田一男氏が担当し、宇都宮啓吾(大阪大谷大学文学部教授)・大槻信(京都大学大学院文学研究科教授)・木田章義(京都大学名誉教授)・是澤範三(京都精華大学人文学部准教授)・渡辺滋(山口県立大学国際文化学部准教授)の諸先生も、公務の合間を縫って調査に参加した。
こうして28年度中に撮影と調査は無事終了し、その後、天理時報社において最新の技術を駆使して印刷が進められ、同時に「解説」の執筆も開始した。そして、平成29年7月には、再度の原本調査と色校正を実施し、これを受けて、10月には第一分冊が印刷、ついで第二・三分冊も順次鉛槧に附され、ここに全巻完成の運びとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

予定していた影印本の刊行も無事終了し、その「解説」の執筆のために、熱田本の書誌学的研究もかなり進んだ。

今後の研究の推進方策

熱田本日本書紀の影印版に附した「解説」は、個々の専門家が執筆したもので、それぞれの横の連絡に乏しい憾みがある。そこで、本年は、共同の研究会を数回開催しながら、討論の成果を最終的に報告書としてまとめたい。

次年度使用額が生じた理由

必要書籍の購入価格が予定より安価に抑えられたので、それを若干次年度の報告書の製作費に回した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 熱田本『日本書紀』の書誌2017

    • 著者名/発表者名
      遠藤慶太
    • 雑誌名

      熱田神宮編『熱田本日本書紀』第3冊

      巻: 3 ページ: 410-420

  • [雑誌論文] 国史編纂と中国史書2017

    • 著者名/発表者名
      遠藤慶太
    • 雑誌名

      鈴木靖民・金子修一・田中史生・李成市編『日本古代文化交流史入門』

      巻: 1 ページ: 273-282

  • [雑誌論文] 景行天皇朝の征討伝承をめぐって2017

    • 著者名/発表者名
      荊木美行
    • 雑誌名

      万葉集研究

      巻: 37 ページ: 277-316

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 『日本書紀』概説2017

    • 著者名/発表者名
      荊木美行
    • 雑誌名

      熱田神宮編『熱田本日本書紀』第3冊

      巻: 3 ページ: 247-258

  • [学会発表] 年号と漢語の権威2017

    • 著者名/発表者名
      遠藤慶太
    • 学会等名
      歴博国際シンポジウム 年号と東アジアの思想と文化
    • 招待講演
  • [図書] 東アジア金石文と日本古代史2018

    • 著者名/発表者名
      荊木美行
    • 総ページ数
      356
    • 出版者
      汲古書院
    • ISBN
      978-4-7629-4219-83

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公開日: 2018-12-17  

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