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2018 年度 研究成果報告書

瀬戸内の島嶼・沿岸の朝鮮人社会に関する総合的研究 - 19世紀末~1950年代

研究課題

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研究課題/領域番号 16K03059
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関法政大学

研究代表者

愼 蒼宇  法政大学, 社会学部, 准教授 (80468222)

研究分担者 檜皮 瑞樹  東京経済大学, 史料室, その他 (00454124)
宮本 正明  大阪経済法科大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (20370207)
鄭 栄桓  明治学院大学, 教養教育センター, 准教授 (90589178)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード瀬戸内 / 朝鮮人 / 境界 / 植民地 / 冷戦
研究成果の概要

本研究は、明治維新以降、1950年代までの時期を対象とした、瀬戸内における朝鮮人の移動と社会形成に関する総合的な研究である。具体的には、瀬戸内の島嶼・沿岸地域(とくに山口・広島・愛媛)をフィールドとし、①日本政府(内務省・外務省)レベルの対朝鮮・朝鮮人政策の展開、②瀬戸内沿岸・島嶼における行政や産業界による対朝鮮、対朝鮮人政策の展開、③移住朝鮮人と瀬戸内沿岸・島嶼社会との生活空間での接触、④移住朝鮮人による、当該地域での社会形成や当該地域を越えたネットワークの形成、アイデンティティの変化、の4点に着目した研究である。

自由記述の分野

歴史学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、瀬戸内の沿岸・島嶼における朝鮮人の移動と社会形成に関して、近現代を通じた通時的な分析、在地レベルでの実証的な研究、という2 点において学術的意義を有する。瀬戸内の沿岸・島嶼は植民地朝鮮と大阪を結ぶ大動脈の航路であり、当該地域では朝鮮人の移入・移出が増大し、敗戦後は朝鮮半島へと帰国しようとする朝鮮人が日本全国から多く集まった地域である。そこでは日本国家の支配や国際政治の力に翻弄されつつ、日本人社会と朝鮮人が長期にわたって接触を経験し続けている。このように瀬戸内沿岸・島嶼の朝鮮人は、「境界」における日本社会とマイノリティーの関係を分析する上で最も適した事例といえる。

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公開日: 2020-03-30  

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