• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

近世の啓蒙的和算書の書誌的研究とその例題の分析による商取引慣行の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K03061
研究機関愛知学院大学

研究代表者

中川 すがね  愛知学院大学, 文学部, 教授 (80227743)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
キーワード和算 / 啓蒙的和算書 / 塵劫記 / 貨幣両替 / 両替算 / 商取引
研究実績の概要

昨年度は最終年度であるため、啓蒙的和算書のデータベースを完成し、報告書を作成する予定であったが、コロナの蔓延により大学の授業も前半はすべてリモート授業、後半は大人数授業はリモートとなり、それに時間や労力をとられて研究をすることができなかった。また予定していた調査旅行も2019年2月以来史料所蔵機関の閉館や移動の自粛などですることができなくなった。そのため年度途中で補助事業期間の延長を決意し、申請して認められた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

1 コロナによる遠隔授業の準備と学生対応に追われ自分の研究ができる状況ではなかった(1つの授業準備に9時間を要した)。
2 史料収蔵機関も図書館も閉鎖・予約限定・時間短縮などで調査が十分にできなかった。
3 移動の自粛により調査を行うことができなかった。

今後の研究の推進方策

今年度は現在のところ対面授業となり、出張も制限がなくなったが、一部の史料収蔵機関は未だに使いにくい状況が続いている。しかし最終年度でもあり、和算書のデータベースの完成および論文執筆による成果の公開、報告書の出版に向けて最終的な調査を行い、取りまとめを行っていく。

次年度使用額が生じた理由

昨年度研究ができなかったため予算を消費できなかったので、昨年度の研究計画通り、確認のための調査を夏以降国会図書館等で行う予定である。その上で報告書を作成して出版する費用として予算を使用したい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 生産・流通: 鉱山業・製造業・商業・金融 (下) (郷土史大系-地域の視点からみるテーマ別日本史-)2020

    • 著者名/発表者名
      中川すがね
    • 総ページ数
      408ページの内366-370ページ
    • 出版者
      朝倉書店
    • ISBN
      978-4254535747

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi